米シティへの政府救済、3回では終わらない可能性も-アナリスト
【記者:Christine Harper】
2月28日(ブルームバーグ):アナリストの間では、米政府が27日に打ち
出した銀行大手シティグループへの3回目の救済策では同行の損失に
歯止めが掛からず、損失は拡大し続け、数カ月中に追加資金を必要と
する可能性があるとの見方が浮上している。
27日発表の救済策には、シティに対する政府からの新たな資金拠出は
盛り込まれなかった一方で、優先株について、市場の実勢価格を上回る
1株3.25ドルで普通株に転換し、優先株の配当を停止することで費用を
削減する内容。シティの株価は年初以降78%下落しており、27日の
ニューヨーク市場の終値は1.50ドルと、1990年11月以来の安値を付けた。