最近メインバンクをメガからネット系に変えたのだけれど、資金移動に際して思ったことがあったのでメモ。
- 待機資金は平時は好金利口座に置いておきつつ、需要時には機動的に移動したい
- 一方で、1,000万円以上を移動する場合には、振込上限額にひっかかる銀行あり
- 証券主体の銀行は大口決済を前提としており、ネット振込の限度額が緩く使い勝手がいい
- 一方で、リテール主体の銀行は生活資金決済を前提としており、振込限度額が厳しい(1,000万円以上の送金は窓口での書面取扱いのみ、そもそも不可など)
振込限度額を低く設定することは、実質的な流動性制約や決済コスト増加となることを考慮すると、これらの金融機関が好金利を提示していても敬遠せざるをえないだろう。
具体例を考えてみよう。例えばイオン銀行は、0.12%の円普通金利(現時点)を提示しているが、例えば5,000万円を同行に送金すると、出金するには1,000万円 x 5日間かかり、さらに振込手数料は216円 x 5回 = 1,080円かかる。これらを表面金利から差し引いて考える必要があるだろう。