<公売案件>
ヤフオク公売(競売)サイトを見ていたら、地金を売っていた。
目黒区の公売案件で、地金100g @ 376,000円(1g = 3,760円)で計4本(400g)出品。

調べたら、地金小売市場での買取価格は、1g = 4,700円程度(6月9日現在)。
つまり、400g全部を3,760円で買って4,700円で売れば、利ざやは37.6万円。

http://koubai.auctions.yahoo.co.jp/tky_meguro

Gold1.png

商品説明。
Gold2.png

<金価格変動リスク>
入札は6月17日(月)13時~6月19日(水)23時なのだが、
仮に落札した場合、落札日(6月20日)→商品受領・金売却日までの間に、金の市場価格が暴落して取得価格を下回るという金価格変動リスクも。

→これに対しては、落札日から金連動型ETFを空売りすることでヘッジ可能。
調べた所、金ETFには、1328(金連動投信)、1540(純金信託)、1683(金先物連動ETF)などがあるが、流動性の観点からは一日に90,000口程度の出来高のある東証の1540(純金信託)が空売りにはよさげ

※ここで、1540(純金信託)の売り気配を4,300円、金市場買取価格(円建)を4,700円、1540(純金信託)の金市場価格(円建)に対するベータを1.0、と仮定すると、
400g * 4,700円 / (1.0 * 4,300円) = 437口 を落札日に空売りして、あとはヘッジ比率を概ね100%前後で調整してればよさげ。

金をめぐる需給に関しては、足許では下記のような懸念材料も多く、ヘッジに関しては要検討中。

<弱気材料>
・財政難のキプロス中央銀による金準備の売却観測
・QE3による株高(金を裏付け資産とする金ETFから株式への資金流出)
・金の二大消費国(約42%)であるインド/中国の要因
 (1)中国の経済成長率鈍化懸念
 (2)経常赤字が過去最高水準に達しているインドは、金の輸入税を6→8%へ引上げの見通し
・為替変動リスク(基本ドル建てで取引される金価格は、ドル円の変動リスクをこうむる)

By admin

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です