国立公文書館のアジア歴史資料センターがすごい。
教科書で学んだ、あの歴史的文書の原本が、圧倒的な積年の重厚感とともに!
国立公文書館、外務省外交史料館、防衛省防衛研究所図書館の所蔵資料を順次電子公開しているのだが、当時は国家機密級だった貴重文書を、平成一般ピープルが自宅で鼻くそほじりながら、労せず閲覧できてしまう、このすごさが君にはわかるか!!
たとえば・・・
日露戦争
日本海海戦第一日目、5/27の日本海軍連合艦隊の戦闘記録。
「敵艦隊見ユトノ警報ニ接シ、連合艦隊ハ直ニ出動、之ヲ撃沈滅セントス。」
「本日ハ天気晴朗ナレドモ波高シ。」
→高波で船が揺れると、吃水の低いロシア艦は砲撃精度が低下する。
https://bityl.co/S9R2
「皇国ノ興敗ハ此一戦ニ在リ各員一層奮励努力セヨ」
https://bityl.co/S9Qz
個人的に、NHKドラマの『坂の上の雲』に感動して、
歴史的名レポートと名高い、秋山真之が米国留学中に著した、
秋山真之「極秘諜報電文第百十八号」と、
騎兵戦の祖といわる秋山古好が著した兵術書、
秋山古好「騎兵戦術論」
を閲覧したいと思って調べていて当サイトの存在を知りました。
秋山真之で検索したら、海軍少尉候補生時代の乗艦課程の成績表 (3ページ目)などが出てきて、もう大感動です。いやーさすが国家公務員、以前の鳩山会館ではありませんが、当時の試験の成績表まで公文書として、後世の人々に開示されてしまうのですね。しかも、成績最優等!!
【引用】JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C06090924000、海軍少尉候補生乗艦中課程并試験成績(3)、海軍省(防衛省防衛研究所)
これらの貴重な資料群を見ていて思うのは、日本の役人の優秀さです。逐次、正確な記録を真面目に記してきた勤勉さ。
当世に於いても、官を蔑むべからず。