航空回転尺(フライト・コンピューター)ってご存知ですか?
パイロットが航空関連の計算を行うときに使う算盤のようなものです。
なぜ電卓ではなく、こんな原始的な回転尺を使って計算するのかというのと、
このサイトに説明されているように、
(1)電池が不要
(2)精密機械ではないので、気温・気圧・湿度の変化に強い
(3)原始的な作りなので故障しない
ということに尽きます。
学科の試験にも出てくるので、使い方をマスターします。
僕の持っているのは、ASA社のEB-6というやつです。
なんでタイトルが時計買ったなのに、延々とフライト・コンピューターの話をしているか、勘の良い方はもうお分かりですね?
そう、フライト・コンピューターついている時計を買ったのです。
(国内時計メーカーによる使い方説明)
(計算尺推進委員会)
なんか時計屋にいくと、一角にメカメカした時計が置いてあるじゃないですか。
なんだあれは、無意味にメカメカして、あんな方位とか使わないしスマートではないじゃないか、と思ってましたが、今になって用途を理解したら、めちゃめちゃ意義深い計算機として自分の中でアウフヘーベンしました。特に度量衡の相互変換(中でも重量換算)がありがたいです。
機能比で考えれば、時計機能付きの関数電卓っていった方が正しいかも。
タイトルの「時計買った」は、「関数電卓買った」に訂正すべきですね。
自分はブライトリングのような何十万もするようなやつじゃなくて、もっとこなれたやつ買いました。
SEIKO SND253PC パイロット クロノグラフ@8,800円 (2009/5/25)
ブライトリングには、パイロットの免許を持ってないと購入できない、国際航空遭難信号発信機搭載の時計とかいうのもあります。
一応、無線機なので、年に一度の電波法定期検査を受けねばならないし、ゴツいしベラぼうに高いので欲しくないですが。間違って121.5Mhz発信したら各所のレーダーサイトに捕らえられて、自衛隊とか出動してしまう恐れ。