Qualified Institutional Investors

略してQII、日本語で言うと、適格機関投資家。

プロの投資家なので、情弱な個人投資家のように厚い庇護は要らない、
と自分から申し出てしまうような情強な漢（自称）の通称である。

該当する、自称プロの顧客に対しては、適格機関投資家等特例業務といい、
投資勧誘が緩くなったり、投資運用業の登録が不要となって、
ファンドの組成側からすると、とても楽チンになる。

該当する、適格機関投資家の一覧は金融庁のページに載ってる。

その中に、なんと・・・
個人なのに自ら適格機関投資家を名乗る情強な個人投資家
を見つけたので、いちいち調べてみました。

番号15のカナダの人だけ不明ですが、
とりあえず、個人資産がショボい機関より多く、資金力は機関並みにありそう。
確かにまがうことなく本邦無双、日の本を代表する情強たちとお見受けします。
（エクセル版）

個人に関する規定は以下。

（適格機関投資家の範囲）
第十条
二十四
次に掲げる要件のいずれかに該当するものとして金融庁長官に届出を行った個人（ロに該当するものとして届出を行った個人にあっては、業務執行組合員等として取引を行う場合に限る。）

イ　次に掲げるすべての要件に該当すること。
　（１） 直近日における当該個人が保有する有価証券の残高が十億円以上であること。
　（２） 当該個人が金融商品取引業者等に有価証券の取引を行うための口座を開設した日から起算して一年を経過していること。

ロ　当該個人が業務執行組合員等であって、次に掲げるすべての要件に該当すること
（イに該当する場合を除く。）。
　（１） 直近日における当該組合契約、匿名組合契約若しくは有限責任事業組合契約又は外国の法令に基づくこれらに類する契約に係る出資対象事業により業務執行組合員等として当該個人が保有する有価証券の残高が十億円以上であること。
　（２） 当該個人が当該届出を行うことについて、当該組合契約に係る組合の他のすべての組合員、当該匿名組合契約に係る出資対象事業に基づく権利を有する他のすべての匿名組合契約に係る匿名組合員若しくは当該有限責任事業組合契約に係る組合の他のすべての組合員又は外国の法令に基づくこれらに類する契約に係
るすべての組合員その他の者の同意を得ていること。