職場で、ギリシャ国債(GGB6)を(会社じゃなくて従業員個人いう意味での)自己勘定で買おうと盛り上がる。

目論見書(.pdf)
銀行によっては、レポ取引の担保差入でギリシャ国債を拒否するようになったとかいう話も出てるが、株式関係者の間では、ある程度、ギリシャに自分のケツを責任取って拭かせるも、最終的にはデフォルトとかいうレベルには追い込まず、ユーロ様が救ってあげる、という見方が主流。

で、去年の金融危機の時に、個人投資でCiti社債を某部署がチームみんなで買って大儲けしたみたいに、リスキーだけど今度はギリシャ国債いけるんでは?という話になった。
ただ額面1,000EUR x 単位1,000 = 最低100万ユーロからなので、みんなでボーナス出しあって持分でやっちゃおうか?みたいな。G7国債じゃないから一応コンプラの許可必要だけど問題なく通るはず!

そんな話をしてたら、PWMが横からこんなこといってた。
いわく、ブラジルレアル暴落(外国為替)とかに相場を張ると、雑所得で総合課税になるので、税率44%とかで儲けの半分を税金にもってかれちゃう。

ところが、外貨建て債券投資で、年6~7%とかの高利回り4~5年間ぐるぐる回すと、利金収入が複利効果を加味して+40%くらい。しかし当初が円貨からの投資なので、利益を外貨から円貨に戻すまで、税法上の損益が確定しない。
ということで、そのままユーロとかのままで口座にプールしてぐるぐる十数年とか回してると、そのうちに、取得原価がうやむやになってきて、あらあら不思議、円貨に戻した頃には非課税だー、という感じらしい。

イロンナセカイガアルンダナー(棒読み)

“Hellenic” ってギリシャのことなんだね!

ちなみに、自分はペーペーで、皆様方のように、一本=一億単位の国債に張れるようなセレブではないので、とりあえず良さげな投資機会が見つかるまでは、地味に優遇金利を選んでおくことに決定。明日、定期組みいってきます。

うれしい春が始まる予感!

By admin

One thought on “The Hellenic Bond”
  1.  10年以上前のロシア国債(一時期、利回りが200%前後だった記憶が)の話を思い出しました。 あの時、試しに買ってみようかと思って、複数の外資系証券会社に電話しました。 でも、投資単位が庶民には大き過ぎて諦めました・・・。

Comments are closed.