UBS平川ストラテジストのレポートによれば、現時点までの東証1部551社の四半期収益の推移(除く金融)は、
売上高+5.8%(進捗23%)
営業利益-13.1%(進捗20%)
経常利益-11.2%(進捗23%)
純利益-16.2%(進捗23%)
とのことです。
原材料高など交易条件の悪化は、07年4Q並みのままだそう。
一方で、07年4Qよりは円安の推移しており、また価格転嫁の進展によりマージンが改善を示していることから、経常減益率は07年4Qがピークだったと指摘している。
また積極的な自社株買いなどにより財務レバレッジは改善、また資産回転率も向上しているが、マージンの悪化により、ROEは前年同期の9.9%より8.6%へ低下。つまり景気循環の悪化が主要因とのこと。ただしROEは景気循環の好転に伴い改善するので、今がボトムの可能性も示唆。