民主党のマニュフェストが出ました！
こちらは見栄え重視で中身は薄い大衆向け：
http://www.dpj.or.jp/special/manifesto2009/pdf/manifesto_2009.pdf
個別具体的な政策に関しては「民主党政策集INDEX2009」：
http://www.dpj.or.jp/news/files/INDEX2009.pdf
（ちなみに幸福実現党も政権公約を出しています。宇宙旅客機・・・。）
http://kurokawa-hakuun.hr-party.jp/policy/
各産業や個別銘柄に影響のありそうな政策が雑然と並んでいて、
当面の相場のノイズとなりそうです。。。。
個人的に一番気になったのは、
・中小企業の法人税率を18%–>11%へ引き下げ、
・いわゆる一人オーナー会社（特殊支配同属会社）の役員給与損金不算入措置の廃止
です。こりゃ中小のオーナー社長、大勝利ではないですか！
・（民間の）生損保の保険料控除を年間15万円まで引上げ
とかも、小額なれど節税的には重要です。
勤労世帯泣きべそ、自営業者高笑いになりそう。
こりゃ一人会社作って経費落としまくって、
自分に役員給与上げて、節税しまくるしかないか。
＜気になった諸政策＞
P.10
インターネット選挙運動解禁
政党や候補者に加え、第三書もホームページ・ブログ・メール等
インターネットのあらゆる形態を使って選挙運動ができるようにします。
->楽天など
P.19
住宅ローン減税等
・自らの資金で住宅を新改築・購入した場合でも、住宅ローン減税と
同程度の負担軽減を受けることのできる制度（投資減税）を創設
・生損保など民間保険会社の保険料について、年間15万円まで所得控除
->積水ハウス、住生活など
->生損保など
P.20
中小企業支援税制
・中小企業の係る法人税の軽減税率を、18%->11%へ。
・また、いわゆる「一人オーナー会社（特殊支配同族会社）」の
役員給与に対する損金不算入措置を解禁へ。
P.21
個別間接税改革の推進
残存する嗜好品やエネルギーに係わる個別間接税は、
「グッド減税・バッド増税」の考え方に基づいた課税体系へ。
酒税・たばこ税
かねてから国際約束として求められている喫煙率を下げるための
価格政策の一環として税を位置付けます。
->JTなど
P.24
生涯学習の充実
大学・短大を卒業し社会で働く人に、本人の希望で再び大学や大学院で
教育を受けることのできる制度（リカレント教育制度）を確立する
P.26
無過失補償制度の創設
すべての公的医療機関、薬局、介護施設で発生した医療等事故事例全般
を対象に、公的な無過失補償制度を創設します
医師養成数を1.5倍に増加
大学医学部定員を1.5倍にします。既存医学部の増員、看護学科等を持ち、
かつ、病院を有する大学の医学部設置等を行います。
P.27
レセプトオンライン請求の原則化
レセプトのオンライン請求を「完全義務化」から「原則化」へ改め、
小規模医療機関の撤退や地域医療機関の崩壊が起こらないようにします。
->ホギメディ、データホライズン、バンクテックなど
P.28
良質な介護を可能とするマンパワーの充実
事業者に対する介護報酬を7%加算し、介護労働者の賃金を月4万円程度引き上げます。
->ニチイ学館など
P.38
起業・ベンチャー支援
ベンチャー企業の株式購入時に投資額の一定割合を税額控除できる制度の
導入やエンジェルネットワークの設立・運営を支援します。
P.39
原子力政策に対す基本方針
原子力利用については、安全を第一としつつ、エネルギーの安定供給の
観点もふまえ、国民の理解と信頼を得ながら着実に取り組みます。
->電力各社
P.41
安心取引で中古・リフォーム・賃貸市場を活性化
・一つの業者が売り手と買い手の両方から手数料を取る両手取引を原則禁止します。
・住宅ローンをノンリコース（不遡及）型にする環境も整えます。
・現在は土地の価値のみでなされている「リバースモーゲージ」
（住宅担保貸付）は利用しやすくなります。
->不動産仲介各社、信託銀など
P.42
鉄道政策と鉄道外交の推進
実現に向け、東京・名古屋間において実験・協議・整備が進められている中央
リニア新幹線についても、世界の先端技術を伸ばし、活かす観点から支援します。
->JR東海
P.43
大型公共事業の見直し
川辺川ダム、八ッ場ダム建設を中止し、生活再建を支援します。
->ゼネコン