今日は、Halim空港から、Cirebon空港を経由して、Semarang空港(?)まで、クロスカントリー。朝の7時半に出発して、13時半に帰ってくるという、合計6時間のフライト。
離陸した後は、高度5,500ftでA/P(auto pilot)にしたので、道中は楽だった。
着陸は相変わらずダメっぴで、教官に “I have” を、callされてしまう。。。
コントロールが急すぎると注意されているのだけれど、2,200rpmで、VSI(Vertical Speed Indicator)が、±1,000ftとかになってしまうと、体にかかるジェットコースター並みのマイナスのGにびびって焦ってしまう。。。もっと訓練を積めば慣れるのかなぁ。。。
ソロどころか、TGLどころか、とりあえずRunwayのセンターラインに綺麗に入るのに苦労している実機訓練三日目でした。今日の二回目のLandingは、ショートカットをTWRから要請されたので、教官が急遽コントロールを取り、フラップ・フルダウンでランディングを見せてくれました。
30分休憩して、14時から3時間乗るはずだったが、雷雨(Thunder Storm)により本日の訓練は中止。
早めにホテルに戻り、ATCの訓練をする[音声]。ATCは2日目にして、既に完成系で、3日目の今日は、一発目のテストで81点(70点以上合格)。今すぐ試験しても合格する、と教官に言われるが、本場のインドネシアの試験官の発音が、インドネシア訛りだと聞き取れない可能性も。
無線に関しては、ATISは機械の綺麗な発音なので問題ないが、TWRが厳しい。。。隣に座っている教官のアクセントですら、何を言ってるか理解するのに苦労するのに、(例えば、Affirmが、エバーンと聞こえる。short cutが、チョカッと聞こえる。)、無線の音質でReadability 3-4 でも、数字以外の指示が聞き取れない。
A/P中に時間があったので撮らせて貰いました。
PK-SDRのコクピット。
計器を見ると、高度5,500ft、速度90KIAS、2,250rpm、方位110度。
外の様子。Down Wind に入る地形は覚えたが、それ以外はなかなか景色を見る余裕がなく、覚えられない。。なんとか高い山三つと、くねった川一つ、あと大統領宮殿だけ覚えた。。
クロスカントリーで燃料補給のために同乗してきた整備士(30才)が撮影。
副操縦席が教官。この教官は英語が欧米の発音に近いので、まだ聞き取りやすい。
今夜のホテルからの景色。早く帰ってくると夕日が見える。いつもこの位の時間に帰って来られると楽なのだが。ここ二日間は、実機訓練の後に、シャワーを一度、5分くらいでさっと浴びて、夕飯を30分で食べ、ATC訓練をして、会社のメールと自分のPCメールのチェックをすると、24時半くらいになって、翌朝5時起きというハードスケジュールだった。
ご飯はいくら食べても、訓練代金に込みなので、成田空港で3千円分両替したインドネシアルピアは、到着日に空港で入管にワイロあげて列すっ飛ばさせてもらった以外、一切、使ってない。
ちなみに、ワイロの相場情報。
国家試験をズルするには、5千円分くらいのワイロでいいらしい。ちなみに現地の運転手の給料は、月額2万円とか。。しまった、入管の2千円はあげ過ぎか。。。この国では、チップの感覚で役人がワイロを要求してくる。
日本人は、この相場アービトラージにより、現地では超金持ち状態。5千円もあげればモデルの子と一日中遊べるそうだ。
明日は、朝7時から訓練。今日は早く寝たいが、ATCの筆記試験(インドネシア航空無線法規)の問題を解いておくと教官と約束したので、ちょっとがんばる。。
まったくの余談だが、現地でインドネシア人と完全に間違えられる私は、どうなんでしょうか。いわく、顔が典型的な日本人(中国人ぽい顔)ではなく、インドネシア、フィリピンっぽいらしい。まぁ現地の方に親しみを持って貰えるのはいいことだけれども、ホテルの人にまでインドネシア語で喋りかけられて、”Sorry, sir!”とやられてます。。