ご存知のように、日本の金融機関には、銀行でも証券でも、年一回は役職員(パート含む)が5営業日連続休暇を取得しなければならない、という制度があります。これは、かの有名なベアリング銀行の破綻(ニック・リーソンという一人のトレーダーが日経225先物の裁定取引で出した大損を不正に隠していたことにより、倒産してしまった事件。『マネートレーダー/銀行崩壊』という映画になってます。)を受け、金融庁の下達により行われているものですが、昨年末のソシエテ・ジェネラルの史上最大規模のジェローム・ケルビエルという一人のトレーダーによる損失隠し(こちらは欧州先物の裁定取引でした。詳細については、公式発表を参照。) を受けてトレーダー等の職種については、強制休暇日数を5日間→10日間に伸ばすようです。
10日間も休めば、その間、他の職員が代わりに資金繰りなどの仕事をカバーし、さすがに単独での不正は発覚するだろう、という考えでしょうが、ワークするのでしょうか。
・・・うちの職場も、10営業日連続休暇を導入して欲しいです。

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601100&sid=aIuP.0_CDSvo
Deutsche Bank Forces Staff Vacations to Avoid Fraud
Deutsche Bank AG,
seeking to avoid fraud, is introducing a global policy to force traders and some
bankers to take 10 consecutive working days of vacation every year, according to
an internal memorandum to employees.

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