タイトルは、風営法の英訳。長ったらしい。
日本では江戸時代より、公娼制度(貸座敷・娼妓)があった。
・1872年、明治政府はマリア・ルース号事件を契機に(政府が関わる公娼制度に関して海外から批判された)、芸娼妓解放令(太政官布告第295号)を制定するも、施行準備が不十分など実行力に乏しかった。
・1900年、娼妓取締規則(内務省令第44号)が制定され、娼妓は登録制となり、官庁の許可した貸座敷内でなければ娼妓稼はできないと定められた。
・戦後、1946年1月のGHQより日本政府に(「日本における公娼制度廃止に関する覚書」)が公布され、また1947年に、ポツダム緊急勅令9号「婦女に売淫をさせた者等の処罰に関する勅令」が出されると、公娼制度は名目上は廃止となった。(一方でGHQ自体が、駐屯軍慰安施設として特殊慰安施設協会[RAA社]を必要とするなど、矛盾も秘めていた。)
・1948年、風俗営業取締法、制定。1984年に現在の風営法の形に。
・1956年、売春防止法施行。原則として赤線は廃止に。
風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行条例
の適用除外地域(営業を継続できる特例地域)
台東区千束四丁目(吉原)、新宿区歌舞伎町、豊島区西池袋一丁目
満20歳以上の女子が、個人として「売春をする目的で、公衆の目に触れるような方法で勧誘をしたり、客待ちをしたり、あるいは公共の場所で人につきまとったりするような行為」を行った場合は、売春防止法第17条により補導処分となり、収容指揮書により東京都八王子市にある婦人補導院に収容される。
(参考)
大分放送
愛媛大学 卒業論文
歌舞伎町浄化作戦前編1/2(YouTube)
歌舞伎町浄化作戦前編2/2(YouTube)